間取り・設計の工夫

2階リビングは後悔する?一級建築士の夫が設計した27坪の家で暮らして分かったこと

Tちゃん|一級建築士の妻

わが家は、敷地・延床面積ともに約27坪の小さな家です。

家を設計したのは一級建築士の夫。

そんなわが家のリビングは、2階にあります。

Tちゃん
Tちゃん

2階リビングって、明るくて開放的なイメージがあるけど、階段の上り下りは大変そう……。

買い物した荷物を運ぶのも面倒じゃない?って思いませんか?(。・-・。)?

実際に暮らしてみると、確かに不便なところもあります。

買い物の荷物を持って階段を上がるのは面倒ですし、2階の生活音が1階の寝室に聞こえてくることもあります。

そんなデメリットはあるものの、私は2階リビングにしてよかったと思っています。

わが家は周囲を住宅やアパートに囲まれた土地ですが、2階にリビングを設けたことで、1階より光を取り込みやすく、外からの視線も気になりにくくなりました。

この記事では、夫が2階リビングを採用した理由と、実際に暮らして感じたメリット・デメリットを紹介します。

将来の階段のことや、もう一度建てるならどうするかについても書いてみました。

なぜ2階リビングにしたの?一級建築士の夫の設計意図

実際の我が家の敷地

わが家の土地は約27坪。

東側と南側には住宅が近接していて、決して日当たりの良い土地ではありません。

さらに、限られた敷地の中で駐車スペースも確保する必要がありました。

そんな土地に夫が計画したのが、2階リビングです。

夫が重視したのは、主に次の3つだったそうです。

  1. 日当たりを確保すること
  2. 駐車スペースを確保すること
  3. LDKの広さを確保すること

駐車スペースは車の大きさが決まっているから、簡単には小さくできないんだよね。

1階にLDKを配置すると、玄関や駐車スペースとの関係で、LDKに使える面積が限られてしまうし、、

それに、周囲の建物の影響で1階は日当たりも確保しにくい。

だから、この土地では2階にLDKを設ける方が適していると思ったんだよね。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

私は最初、日当たりのために2階リビングにしたのだと思っていました。

でも、駐車スペースやLDKの広さも関係していたんですね。

1階リビングと2階リビングを比較すると?

わが家の土地で、1階と2階のどちらにリビングを設けるかを比較すると、次のようになります。

比較項目 1階リビング 2階リビング
日当たり 隣家の影響を受けやすい 高い位置から光を取り込みやすい
外からの視線 道路や隣家の視線に配慮が必要 道路からの視線を避けやすい
LDKの広さ 駐車場や玄関との関係で制約がある まとまった面積を確保しやすい
買い物 荷物を運びやすい 2階まで運ぶ必要がある
玄関との移動 比較的少ない 階段移動が増える
将来の生活 1階で生活をまとめやすい 階段への対策を考える必要がある

こうして比較すると1階リビングの方が便利なことも結構ありますね(⊙_⊙)

でもわが家の場合は、1階にLDKを設けることで日当たりや広さに制約が出てしまいます。

そういった理由から夫は2階リビングを選びました。

もちろん土地が変われば判断も変わります。

1階でも十分に日当たりが確保できる土地なら、無理に2階リビングにする必要はないと思います。

Tちゃん
Tちゃん

わが家がこの土地を選んだ理由については、こちらの記事で紹介しています。

▶︎条件が悪い土地は本当にダメ?一級建築士の夫が27坪の土地を選んだ理由

実際に暮らして感じた2階リビングのメリット

ここからは、実際に暮らして気に入っているところを紹介します。

メリット①|外からの視線を気にせず過ごせる

私が特によかったと思っているのは、カーテンを閉めずに過ごせることです。

わが家の周囲には住宅やアパートがありますが、2階リビングなので、道路を歩いている人の視線はほとんど気になりません。

日中はもちろん、夜もカーテンを閉めずに過ごすことが多いです。

夜はここで焼肉パーティをすることもあります。

以前はカーテンの開け閉めをするのが当たり前でしたが、今はその手間がほとんどありません。

何より、窓の外を気にせずソファでゴロゴロできるのが気に入っています(笑)。

夫は窓を計画するとき、光の入り方だけでなく、窓の向こうに何が見えるかも考えたそうです。

大きな窓があっても、外からの視線が気になってカーテンを閉めていたら、外への広がりを感じにくくなるからね。

窓の位置や向き、視線の抜ける方向を考えることが大切なんだ。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

もちろん2階リビングなら必ずカーテンが不要になるわけではありません。

隣家の2階の窓と向かい合っていたり、周囲に高い建物があったりすれば、視線が気になることもあります。

わが家は2階リビングの配置に加えて、坪庭や窓の位置を工夫したことで、今のような暮らしができています。

▶︎ 27坪の狭小地でも開放感はつくれる|坪庭で視線をデザインした自邸の実例

メリット②|日当たりがよく、明るい

一般的な2階LDKのメリット

わが家は周囲に建物が近接しているため、1階では日当たりを確保しにくい土地です。

でもリビングを2階にしたことで、高い位置から光を取り込めるようになりました。

また、わが家ではLDKと坪庭がつながっていて、坪庭の上部は吹き抜けになっています。

Tちゃん
Tちゃん

昼間のリビングが明るいのは、やっぱりうれしいです。

朝、リビングに上がったときに光が入っているとそれだけで気持ちがいいんですよね。(。・ω・。)

2階リビングにすれば、必ず明るくなるわけではないんだ。

周囲の建物の高さや窓の向き、光の入る方向によっても変わるからね。

わが家では、隣家の影響を考えながら窓と坪庭の位置を決めたんだよ。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

建築に詳しくない私は、大きな窓があれば明るい家になるのかなと思っていました。

でも、窓の大きさだけでなく、位置や周囲の建物との関係も重要なんですね。

メリット③|約17畳のLDKを確保できた

わが家のLDKは約17畳です。

決して広いとは言えませんが、ダイニングテーブルやソファを置いて、夫婦2人で過ごすには不便を感じていません。

夫がダイニング横の書斎で仕事をしているとき、私はソファでテレビを見たりゴロゴロしたり。

同じ空間にいながら、それぞれ好きなことをして過ごしています。

もし1階にLDKを配置していたら、駐車スペースや玄関との関係で、今よりも面積を確保することが難しかったと思います。

夫は、家全体の面積を増やすのではなく、長く過ごすLDKに面積を使えるように考えたそうです。

今の間取りで暮らしていると、その判断でよかったと思っています。

実際に暮らして分かった2階リビングのデメリット

もちろん、2階リビングにして不便なこともあって、特に感じているのは、階段移動と上下階の生活音です。( ̄▽ ̄;)

デメリット①|買い物の荷物を2階まで運ぶのが面倒

これは暮らす前から想像していたデメリットです。

買い物から帰ると、玄関から階段を上がってキッチンまで荷物を運ぶ必要があります。

普段はそれほど気にならなくても、たくさん買い物した日はやっぱり面倒です。

Tちゃん
Tちゃん

重たい荷物を持って階段を上がるときは、1階にキッチンがあったら楽なのにな〜と思います。(´・ω・`)

わが家は次のような間取りです。

  • 1階:玄関・シューズクローク・寝室・WIC・水回り
  • 2階:LDK・妻の趣味室・洋室・トイレ

買い物以外にも、宅配便の受け取りやゴミ出し、洗濯などで上下階を移動します。

毎日のことなので、階段移動が少ない1階リビングには便利な面があると思います。

ただ、今のところ、階段が大きな負担になっているわけではありません。

デメリット②|2階の生活音が1階の寝室に伝わる

我が家の間取り

これは、住み始めてから気づいたことです。

わが家は1階に寝室があり、そのほぼ真上に夫の書斎コーナーがあります。

私が寝ている時間に夫が仕事をしていると、椅子を引く音や足音が聞こえてくることがあります。

Tちゃん
Tちゃん

夜、寝室で寝ていると上からガタガタ……。

何かと思ったら、夫が書斎で椅子を動かす音でした。(´・ω・`)

今では、夜に椅子を動かすときは少し持ち上げたり、足音に気をつけたりしてくれています。

夫は今の書斎の場所をとても気に入っています。

ダイニングのすぐ横で仕事ができるのが便利なんですって。

なので、書斎の位置については後悔していないそうです。

……でも、寝ている私には椅子の音が聞こえるんですけどね。( ̄▽ ̄;)笑

寝室の上に椅子を動かす場所があると、こういうことも起こるんですね。(・∀・)

2階リビングを検討するなら、2階で人がよく歩く場所や椅子を使う場所の真下に、どんな部屋があるのかも確認しておくとよいと思いました。

Tちゃん
Tちゃん

我が家の生活音については、別の記事で詳しく紹介しています。

▶︎小さい家は音で後悔する?27坪の自邸で暮らして分かった上下階の注意点

2階リビングで老後も暮らせるの?

2階リビングで気になるのが、将来の階段移動です。

今は普通に上り下りできていますが、何十年後も同じように使えるかは分かりません。(^_^;)

幸い、わが家では1階に寝室・トイレ・浴室・ランドリーを配置しています。

なので将来2階への移動が難しくなった場合でも、1階を中心に生活できる余地はあります。

ただし、キッチンは2階にしかありません。

階段が使えなくなった場合、そのまま1階だけで生活が完結するわけではないので、食事の準備などについては対策が必要になります。

Tちゃん
Tちゃん

老後のことは少し気になりますが、今のところ2階リビングにしたことを後悔していません。

将来のことは、そのときの体の状態や暮らし方に合わせて考えていきたいです。(。・ω・。)

もちろん、将来の階段のことを考えると、1階リビングの方が安心だったのかなと思うこともあります。

でもわが家の土地で1階リビングにしていたら、今のような明るさは得られなかったかもしれません。

そう考えるとやっぱり難しいですね。( ̄▽ ̄;)

今は気に入っている2階リビングですが、何十年後かには違うことを言っているかもしれません。笑

2階リビングを計画するなら、今の使いやすさだけでなく、階段が負担になった場合の生活についても考えておく必要があると思います。

▶︎27坪の家で老後は暮らせる?一級建築士が自邸をもとに考えたこと

もう一度建てるなら2階リビングにする?

もし、もう一度同じ土地に家を建てるとしても、私は2階リビングを選びます。(๑•ᴗ•๑)

買い物の荷物を運ぶのは面倒ですし、寝室への生活音もあります。

それでも明るいリビングで外からの視線を気にせず過ごせることの方が、私にとっては大きいです♪

ただし、別の土地なら話は変わります!

もっと広い敷地で1階でも十分に日当たりを確保できるなら、1階リビングを選んでいたと思います。

1階LDKで無理なく計画できる土地なら、2階LDKにはしなかったね。

わざわざ階段移動を増やす必要はないからね。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

2階リビングそのものが良かったというより、わが家の土地では2階にリビングを設けるメリットが大きかったのだと思います。

まとめ|2階リビングは土地の条件と生活動線を考えて選ぶ

わが家が2階リビングにしたことで、良かったことと不便だったことをまとめます。

まとめ|良かったこと・不便だったこと

良かったこと

  • 周囲の建物の影響を受けにくく、日当たりが良い
  • 外からの視線をあまり気にせず過ごせる
  • カーテンの開け閉めがほとんど必要ない
  • 約17畳のLDKを確保できた

不便だったこと・気になること

  • 買い物の荷物を2階まで運ぶ必要がある
  • 玄関との上下移動が増える
  • 2階の生活音が寝室に聞こえることがある
  • 将来、階段が負担になる可能性がある

買い物の荷物を運ぶたびに「1階だったら楽なのになぁ」と思うことはあります。

それでも、朝の明るいリビングに上がったり、カーテンを閉めずにソファでくつろいだりしていると、やっぱり2階にして良かったなと思います。

将来、階段の上り下りが大変になったら、そのときは困るかもしれません。

でも今のところ、同じ土地でもう一度家を建てるとしても、私は2階リビングを選ぶと思います。

……買い物の荷物だけは、誰かが運んでくれたらうれしいんですけどね。笑

Tちゃん
Tちゃん

わが家の27坪の家づくりについては、こちらの記事でも紹介しています。

▶︎一級建築士の夫が設計した27坪の家|土地・予算・間取り・性能・暮らし

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2階リビングにして良かったと思っていますが、やっぱり気になるのは老後のこと。

今は平気でも、何十年後かに階段の上り下りが大変になったら……。( ̄▽ ̄;)

実は夫、そんな将来のことも考えて、寝室や水回りを1階にまとめていたそうです。

Tちゃん
Tちゃん

2階に上がれなくなったら、どうやって暮らすの?

そんな疑問も、一級建築士の夫に聞いてみました。(。・ω・。)

▶︎ 27坪の家で老後は暮らせる?一級建築士が自邸をもとに考えたこと

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