狭小地はやめた方がいい?27坪の土地で暮らす妻が感じたデメリットと夫の設計

わが家は、敷地面積・延床面積ともに約27坪の小さな家です。
家を設計したのは一級建築士の夫。
現在は札幌で夫婦2人で暮らしています。

27坪の土地って聞くと、ちょっと狭そうに感じませんか?
私は最初、土地が小さいと家まで窮屈になってしまうんじゃないかと思っていました。
でもわが家はそんな27坪の土地に家を建てました。(。・ω・。)
家づくりで土地を探していると、
- 狭い土地だと家も小さくなる?
- 隣の家が近くて暗くならない?
- 庭がなくても大丈夫?
- 狭小地は工事費が高くなるって本当?
実際に住んでみると、設計の工夫で気にならなくなったこともあれば、狭い土地ならではの制約もあります。
この記事では、27坪の土地で暮らす妻の目線から、狭小地の5つのデメリットを紹介します。
どうしてその間取りにしたのか、専門的なことは一級建築士の夫にも聞いてみました。
狭小地を検討している方の参考になればうれしいです。
狭小地のデメリット①|建てられる家の大きさが限られる
狭小地でまず気になるのは、建てられる家の大きさです。
土地が小さければ、当然、建物を建てられる範囲にも制約があります。

土地が27坪ってことは、2階建てなら最大54坪の家が建てられるんでしょ?
その土地の建蔽率や容積率、道路や高さに関する規制によって変わるから、敷地いっぱいに家を建てられるわけじゃないんだよ。笑
例えば30坪の土地で建蔽率40%なら、建築面積の上限は12坪。
単純に2階建てにすると延床面積は24坪程度になるね。
ただし実際にはほかの法規制も確認する必要があるんだ。

土地が小さくなると、間取りに使える面積も限られてきます。
広いリビングも欲しいし、収納も欲しい。
できれば趣味の部屋も…。
そんなふうに考えていると、あっという間に面積が足りなくなりそうです。( ̄▽ ̄;)笑
わが家は広さよりも立地を優先しました
我が家が購入したのは、駅から徒歩10分圏内の27坪の土地です。
土地探しでは、広さだけではなく駅からの距離も大切にしていました。

私にとっては、駅から近いことが優先事項でした。
毎日の生活を考えると、土地が広くても駅から遠い場所より、便利な立地の方が魅力的だったんです。
もちろん、広い土地の憧れはあります。
でも土地にも建物にも予算があります。
すべてを叶えるのは難しいからこそ、何を優先するのかを夫婦で考える必要がありました。
わが家では、延床面積を約27坪に抑えながら、2階LDKや坪庭、夫婦それぞれの居場所を計画しました。
広さに制約はありますが、今のところ夫婦2人の暮らしで窮屈だと感じることはほとんどありません。
ただし、これは私たち夫婦の暮らし方だから、そう感じるのだと思います。
狭小地のデメリット②|隣家が近いと室内が暗くなりやすい

狭小地で心配になることの一つが日当たりです。
土地が小さく周囲に建物が建っていると、窓を設けても思うように光が入らないことがあります。
実は私たちも、この土地を購入する前は周囲の建物による日当たりを心配していました。

実際、我が家の1階は明るい場所ばかりではありません。
周りに建物があるので、日当たりがよい土地とは言えないんです。
でも、暮らしてみると、想像していたほど気にならないんですよね。(。・ω・。)
その理由の一つが、生活の中心となるLDKを2階に配置したことです。
どうして2階リビングにしたの?

そもそも、どうしてわが家は2階リビングなの?
普通は1階にあるイメージだけど。
周囲の建物との関係を考えると、1階よりも2階の方が光を取り込みやすかったんだ。
日中に長く過ごすLDKは、なるべく明るく開放的な場所にしたかったからね。


わが家の2階LDKには、坪庭やルーフバルコニーがあります。
そのおかげで、周囲に建物が近くても、それほど圧迫感を感じずに過ごせています。
ただし、2階リビングにも不便なところはあります。
例えば、買い物から帰ってきたとき。
荷物を持って階段を上がるのは、やっぱり少し面倒です。( ̄▽ ̄;)

重たい荷物を持っている日は、1階にキッチンがあったら楽なのにな〜と思うことも。(T ^ T)
明るいリビングを優先したことで、階段を使う負担が増える。
家づくりって、何かを優先すると別のところに影響が出るんですね。
2階リビングについては、メリット・デメリットも含めてこちらの記事で紹介しています。
狭小地のデメリット③|外からの視線が気になりやすい

狭小地では、隣の家との距離が近くなることもあります。
せっかく大きな窓を設けても、外からの視線が気になってカーテンを閉めっぱなし……。
それでは、窓があっても開放感を感じにくそうですよね。
わが家では、この問題に対して少し変わった方法を採用しています。
それが坪庭です。
限られた敷地で開放感をつくるには、窓の大きさだけではなく、窓の先に何が見えるかも大切なんだ。
坪庭を設けることで、外からの視線を遮りながら、室内からは視線が抜けるように計画したんだよ。


外に開くのではなく、家の内側に視線を向ける
わが家の坪庭には、外からの視線に配慮してルーバーを設けています。
また、寝室やお風呂などからも坪庭を眺められるようになっています。

でも、狭い土地なのに坪庭をつくるって、ちょっと贅沢じゃない?
その分、部屋を広くすることもできたよね?
私は最初そう思っていました。
でも実際に暮らしてみると、小さくても窓の先に自分たちの庭があることが、想像以上に心地よいんです。
特に、お風呂に入りながら庭を眺める時間がお気に入りです。(。・ω・。)
窓の向こうがすぐ隣の家の壁なのか。
それとも、小さくても緑が見えるのか。
同じような窓でも感じ方はずいぶん違うと思いました。
もちろん、坪庭をつくれば必ずプライバシーが確保できるわけではありません。
隣家の窓の位置や建物の高さなど、周囲の環境によっても変わります。
夫がどのように視線の抜けを考えて設計したのかは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
狭小地のデメリット④|広い庭を確保しにくい

土地が小さいと、どうしても庭に使えるスペースは限られてしまいます。
例えば、子どもが走り回れる庭や、家族や友人とBBQを楽しめる庭。
そんな使い方を考えているなら土地の広さは重要だと思います。
わが家にとって、庭は「使う」より「眺める」もの

我が家には広い庭はありませんが、
代わりにつくったのが家の中から眺める坪庭です。(。・ω・。)

寝室やお風呂、2階からも坪庭を眺めることができます。
小さな庭ですが、暮らしの中で自然を感じられる場所になっています。
広い庭が欲しい方には、物足りないと思います。
でも、私も夫も、今の坪庭にはとても満足しています♪

私は虫が苦手なので、庭いじりもちょっと苦手…。
そして夫はあまりマメなタイプではありません。笑
実際、今の坪庭もほとんど手入れをしていません。( ̄▽ ̄;)
そう考えると、我が家には広い庭よりも、眺めて楽しむ小さな坪庭の方が合っているのかもしれません。
庭をどう使いたいかによって、必要な広さは変わるんですね。
積極的に使う庭と、室内から眺める庭では、設計の考え方も違ってくるようです。
大切なのは、庭をつくること自体ではなく、そこで何をしたいのか。
私たちの場合は、庭で何かをするよりも、家の中から緑を眺めて過ごすことを選びました。
ちなみに、わが家の坪庭は最初から今の位置に決まっていたわけではありません。
夫が検討した西側案と東側案については、こちらの記事で紹介しています。
狭小地のデメリット⑤|工事費が余計にかかることがある
ここまでは、実際に暮らして感じるデメリットを紹介してきました。
暮らしのデメリット以外に、狭小地で家を建てるときのデメリットもあります。
それは、敷地の条件によって工事費が余計にかかることです。
実はわが家でも、思っていた以上に費用がかかった部分がありました。
我が家では仮設工事に30万〜40万円ほど余計にかかりました

これは土地を探しているときには、なかなか気づきにくいところかもしれません。
土地が狭いと工事をするときにもお金がかかるのですね(T ^ T)
例えば、敷地が狭いと次のような問題が出てくることがあるそうです。
- 足場を組むスペースが限られる
- 工事車両を停める場所がない
- 資材を置く場所が足りない
- 仮設トイレを設置する場所がない
わが家の場合は近隣の空地を借りて、仮設トイレの設置や工事車両の駐車スペースとして使用したそうです。
その結果、仮設工事に30万〜40万円ほど費用がかかりました。

30万〜40万円って、なかなか大きい金額ですよね。
せっかく土地を安く買えても、思わぬところでお金がかかることがあるんだなと思いました。(T ^ T)
狭小地だから必ず工事費が高くなるわけではないよ。
前面道路の幅や敷地の形、隣地との距離によって施工条件は大きく違うんだ。
土地を購入する前に、建物だけではなく工事のしやすさまで確認しておくことが大切だね。

土地探しでは、土地の価格や建てられる家の大きさに目が向きがちです。
でも、建物を建てるためにどんな工事が必要なのか、余計な費用がかからないかという視点も必要なんですね。

土地を購入する前に、建築士へ相談するとどんなことが分かるのでしょうか?
私たちの土地探しを交えて、こちらの記事で紹介しています。
それでも、わが家が27坪の土地を選んでよかった理由
ここまで狭小地のデメリットを紹介してきました。

こうしてデメリットを並べると、やっぱり狭い土地は大変そうに感じますよね。
でも、私たち夫婦は27坪の土地を選んだことに満足しています!
それは、狭小地にデメリットがないからではありません。
私たちが大切にしたいことを優先できたからです。
わが家の場合は、
- 駅から徒歩10分圏内の立地
- 夫婦2人で暮らすのに必要な広さ
- 明るさを考えた2階リビング
- 家の中から眺められる坪庭
- 断熱性能や素材へのこだわり
こうしたことを大切にして家を建てました。

もし同じ予算でもっと広い土地が買えたとしても、駅から遠くなったり、家にかけられるお金が減ったりするなら…。
私は今の家の方がいいかなと思っています。(。・ω・。)
もちろん、暮らし方が違えば答えも変わると思います。
庭でたくさん遊びたい方もいれば、平屋で暮らしたい方もいるはずです。
そんな方には27坪の土地はオススメできません!(๑•̀ㅂ•́)و
それでも、住んでみて初めて分かることもある
今の家には満足していますが、すべてが便利というわけではありません。
2階リビングなので荷物を運ぶのは少し面倒ですし、1階は場所によって明るさが限られます。
また、将来は階段を負担に感じるようになるかもしれません。
こうした部分も、わが家の暮らしの一部です。

良いところもあればちょっと不便なところもある。
それも含めて満足しています。(。・ω・。)
家づくりでは、何かを優先すれば、別の何かを諦めることもあります。
だからこそ、土地の広さだけで判断するのではなく、自分たちがどんな暮らしをしたいのかを考えることが大切なのだと思います。
まとめ|狭小地はやめた方がいい?
狭小地には、確かにデメリットがあります。
- 建てられる家の大きさが限られる
- 周囲の建物によって採光が不利になる
- 外からの視線が気になりやすい
- 広い庭を確保しにくい
- 工事費が余計にかかる場合がある
わが家も、そうした条件の中で27坪の家を建てました。
実際に暮らしてみると、2階リビングや坪庭のおかげで快適に過ごせている部分もあれば、階段の上り下りなど少し不便に感じる部分もあります。

だからといって「27坪の土地がおすすめ!」というわけではありません。
あくまで私たち夫婦には今の土地と家がちょうど良かったってところです。。(。・ω・。)
狭小地だからやめた方がいい、というわけではないと思います。
でも、設計で解決できることもあれば、土地の条件として受け入れなければならないこともあります。
土地には必ず良い面と悪い面があるよ。
大切なのは、条件を正しく読み取って、希望する暮らしが実現できるかどうかを判断すること。
設計で解決できることと、難しいことを整理してから土地を選ぶのがおすすめだね。

狭い土地が良いか悪いかではなく、その土地で自分たちらしい暮らしができるかどうか。
私たちの27坪の家が、そのことを考えるきっかけになればうれしいです。

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