27坪の家は寒い?断熱等級6の自邸で冬を過ごした妻の感想と一級建築士の夫が選んだ断熱仕様
わが家は、敷地・ガレージ除く延床面積ともに約27坪の小さな家です。
家を設計したのは一級建築士の夫。
札幌で夫婦2人で暮らしています。

北海道の冬って、本当に寒いですよね。
せっかく家を建てるなら、家の中では暖かく過ごしたい!
でも27坪の小さい家って実際どうなんでしょう?(。・-・。)?
私はなんとなく小さい家って寒いイメージがありました。
以前のアパートと比べると、今の家は本当に暖かく感じています。
朝起きたときも、夜中にトイレへ行くときも、お風呂から上がったときも。
冬の寒さを我慢することがほとんどありません。

以前の家と比べると、冬の暮らしがずいぶん快適になりました♪
でも、どうしてこんなに暖かいんだろう?(。・ω・。)
夫によると、家の暖かさは断熱材だけで決まるわけではないそうです。
わが家の断熱性能は、断熱等性能等級6・UA値0.28。
ただし夫は最初から断熱等級6を目標にしていたわけではないと言います。
この記事では、わが家で採用した断熱仕様と、一級建築士の夫がその仕様を選んだ理由、そして実際に札幌の冬を過ごした私の感想をご紹介します。
断熱等級6を目指したわけではありません

わが家の断熱等性能等級は6です。
と言っても、家づくりをしていた頃の私は断熱等級のことを詳しく理解していませんでした。
…というか正直、今でもあまり理解していません。(⊙_⊙)

断熱等級って、数字が大きいほど性能がいいんだよね?
最初から等級を意識して計画してたの?(。・-・。)?
最初から断熱等級6を目指していたわけじゃなくて、設計がまとまってから「計算した結果が断熱等級6だった」ってことだよ。
これまでの設計経験から「この仕様なら十分満足できる性能になる」と考えて断熱材を選んだんだ。

実際に採用した断熱仕様がこちらです。
| 部位 | 断熱材 | 厚さ | 熱伝導率 |
|---|---|---|---|
| 基礎 | スタイロフォーム | 100mm | 0.028W/(m・K) |
| 壁 | 高性能グラスウール16K | 210mm | 0.038W/(m・K) |
| 屋根 | セルローズファイバー | 330mm | 0.040W/(m・K) |

じゃあ、もし計算した結果が断熱等級5だったら、断熱材を厚くしていたの?(。・-・。)?
いや、計算した結果が断熱等級5だったとしても、仕様を変更するつもりはなかったよ。
もちろん断熱性能が高いことにはメリットがあるし、性能値を意識することは大事だと思うけど、性能値を上げることだけを目的にはしていないよ。

私はてっきり、住宅屋さんの夫だからこそ、数値には強いこだわりがあるものだと思っていました。
でも夫は数値を先に決めるのではなく、必要だと考えた仕様を選んだ結果が等級6だった、ということにちょっと意外な気持ちになりました。

家づくりでは、性能の数字だけを見て判断すればいいわけじゃないんですね。(。・ω・。)
ちなみに、わが家の壁には高性能グラスウールを採用しています。
夫がグラスウールを選んだ理由については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
断熱材だけでなく、窓にも予算をかけた理由
断熱性能を考えるとき断熱材の「種類・厚さ」に目が向きがちですよね。
夫によると、住宅の熱の出入りを考える上で、窓もとても重要なのだそうです。
わが家では、基本的に樹脂窓が付いています。
そして、坪庭を眺めるための窓には木製窓を使っています。



木製の窓って、見た目が素敵だよね♪
でも、どうして坪庭とダイニングの窓だけ木製にしたの?(。・-・。)?
本当はもっと木製窓を使いたかったんだ。
でも、うちは準防火地域で、延焼のおそれのある部分にかかる窓には防火性能が求められるから、採用できる製品に制約があったんだよ。
だから、木製窓を採用したのは坪庭とダイニングの窓だけなんだ。
樹脂サッシ越しに坪庭を見るのと、木製サッシ越しに見るのとでは、景色の印象が大きく違うと思ってね。
食事をしながら木々を眺めたり、季節の変化を感じたり。
そんな暮らしを大切にしたかったんだ。
もちろん、断熱性能についても考えているよ。
ただ、性能のためだけにお金を使ったというより、暮らしの質と性能の両方に意味があるものへお金を使った、という感覚かな。

夫はルーフテラスの窓も木製にしたかったそうです。
でも、その窓は延焼のおそれのある部分になるので樹脂サッシの防火窓を採用したんだそうです。
毎日見る景色だけでなく、法規や予算との兼ね合いもあったのですね。( ̄O ̄;)ムズカシイ話
27坪の家で実際に冬を過ごしてみた感想|とにかく暖かい!
さて、ここからは実際の住み心地についてです。
札幌では冬に外気温がマイナス10℃を下回ることもあります。
そんな冬をわが家で過ごしてみた感想は……。
とにかく暖かい!
以前のアパートとはずいぶん違います。
特に暖かさを感じるのは、次のような場面です。
- 朝起きたとき
- 冬に外から帰宅したとき
- 夜中にトイレへ行くとき
- お風呂から上がったとき

アパート暮らしが長かった私にとって、冬の帰宅後は寒いのが当たり前だと思っていました。
今は帰ってきた時の室内の暖かさに驚きです!
お風呂上がりも暖かいので、かなり快適です。(๑•ᴗ•๑)
わが家では、暖房中に極端な温度ムラや、窓際で冷気を感じるような不快感をほとんど感じません。
ちなみに、家に来た友人や知人からも「暖かい家だね」と言われます。
ここ数年に家を建てた方にも暖かいと言ってもらったことがあるので、
「うちって性能がいいんだ♪」と改めて感じるところでした。
断熱性能以外にも、窓や暖房計画、換気など、家全体の計画が組み合わさった結果だと思うよ。

私自身、家づくりのときは断熱等級の数字を聞いても、いまいちピンと来ませんでした。
でも実際に冬を過ごしてみると、暖かい家ってこんなに快適なんだなと感じています。
暖かさは、断熱性能だけで決まるわけではない

断熱等級6だから、こんなに暖かいんじゃないの?(。・-・。)?
断熱性能が大切なのは間違いないよ。
ただ、断熱材を厚くすれば、それだけで快適な家になるというわけではないよ。

わが家では、次のような要素を組み合わせて計画しています。
- 断熱性能
- 気密性能
- トリプルガラス
- 温水セントラル暖房
- 第一種熱交換換気
- 冬の日射取得
窓の位置や大きさ、暖房方式、換気、日射まで含めて考える必要があるんだ。
同じ断熱等級でも、こうした条件が違えば住み心地は変わってくるからね。
ちなみに、わが家は南側に建物が近接しているから、冬の日射取得にはあまり期待できない敷地なんだ。

なるほど。
断熱等級の数字が同じでも、必ず同じ暖かさになるわけではないんですね。
27坪という小ささも、暖かさに関係している?
わが家の延床面積は約27坪です。
部屋同士の距離も比較的短く、夫は家全体に暖房の熱が回りやすいと感じているそうです。

じゃあ、小さい家の方が暖かくなるってこと?(。・-・。)?
大きな住宅でも適切に断熱や暖房の計画をすれば、快適に暮らせるよ。
暖房する空間がコンパクトなら、その分、家全体を暖めやすいという面はあると思うけど、「小さい家だから暖かい」というわけではないよ。
断熱性能が低かったり、窓から多くの熱が逃げたりすれば、コンパクトな住宅でも寒くなるからね。
同じような断熱性能や暖房条件なら、暖房する空間が小さい分、必要な暖房エネルギーを抑えやすいということだね♪

27坪という広さは、暖房する空間を抑えやすい一つの要素ではありますが、住宅性能そのものを決めるわけではないんですね。
だからこそ、家全体で暖かさを考えることが必要なのだと思いました。
夏はどうだった?断熱等級6なら涼しいの?

冬が暖かいのはよく分かったけど、夏はどうなんだろう?
逆に夏は暑いってこと?(。・-・。)?
夫によると、断熱性能は冬だけでなく夏にも関係して、外の熱が室内に伝わりにくくなるというメリットがあるそうです。
断熱性能が高いと、夏も外の熱が室内に伝わりにくくなるんだ。
ただ、必ず外より涼しくなるというわけではないよ。
窓から入る日射や室内で発生する熱の影響もあるから、日射をどう遮るかも重要になるんだ。
窓の方位や風の通り方、冷房の使い方なども含めて考える必要があるよ。

実際にわが家でも、夏に暑い日は冷房を使っています。
札幌では夜に外気温が下がる日もあり、そんなときは窓を開けて外の涼しい空気を取り入れることもあります。

高断熱の家でも、夏は普通に冷房を使うんですね。
暑いときは無理せず冷房を使っています。(。・ω・。)
家の中が極端に暑くなることは少ないと感じていますが、これも断熱性能だけの効果とは限らないそうです。
冬と同じように、窓や日射、設備なども含めて考える必要があるんですね。
暖房を止めると、タイル床が冷たく感じることもあります
わが家では、トイレや洗面脱衣室のタイル床の一部に床暖房を採用しています。
暖房中はとても快適なのですが、春や秋になって暖房を止めている期間は、タイルが冷たく感じることがあります。

夏は冷たくて気持ちいいのですが、暖房を入れる直前の季節の変わり目は、足元だけひんやりするんですよね。
冬の床暖房は気に入っているけど、こういう違いもあるんですね。(。・ω・。)
これは断熱性能というより、タイルという仕上げ材の性質による部分が大きいと思うよ。
タイルは熱が伝わりやすいから、室温が暖かくても足の裏では冷たく感じることがあるんだ。

夫は極端な寒がりで、床暖を運転したいがために、早めに暖房を運転しています。( ̄▽ ̄;)笑
大きな不満ではありませんが、住んでみて初めて感じたことの一つです。
断熱性能の数字だけでは分からないこともあるんですね。
もう一度建てるとしても、夫は同じ断熱仕様を選ぶそうです

今の家は暖かいけど、もっと断熱性能を上げた方がよかったと思うことはないの?(。・-・。)?
もし今もう一度同じ家を建てるとしても、断熱仕様は変えないよ。
今の仕様で、私は十分な性能と快適性を得られていると思っているからね。
もっと断熱材を厚くすることもできるけど、敷地が狭いから、断熱を厚くすると建てられる面積も小さくなっちゃうからね。
もちろん、コストも上がるし…。

夫は、今の断熱仕様に満足しているそうです。
これ以上性能を上げることもできるけれど、そのために壁や天井の設計を変更したり、ほかの部分に使える予算が減ったりすることもあるんですね。
断熱性能はもちろん大切だよ。
でも住宅全体のバランスも大事にしたいんだ。
うちの場合は、坪庭や造作風呂、自然素材にも予算を使いたかったからね。

私としても、今の家の暖かさには満足しています。
だから、断熱性能をさらに上げるために、今のお風呂や坪庭を諦めたいとは思いません。
もちろん必要な断熱性能は地域や家の条件によって変わると思います。
これはあくまで、札幌に建てたわが家で暮らしてみた感想です。
まとめ|断熱等級6の27坪の家で、暖かく暮らしています
わが家の断熱性能は、断熱等性能等級6・UA値0.28です。
最初から等級6を目標にしていたわけではなく、夫が必要だと考えた断熱材や窓を採用した結果、この数値になったそうです。
実際に暮らしてみると、
- 朝起きたとき
- 夜中にトイレへ行くとき
- お風呂から上がったとき
- 冬に外から帰宅したとき
など、日常のいろいろな場面で暖かさを実感しています。

家を建てる前は、断熱等級の数字を聞いてもよく分かりませんでした。
でも、実際に冬を過ごしてみると、暖かい家ってこんなに快適なんだなと思います。(。・ω・。)
もちろん、小さな家なら必ず暖かいわけではありません。
夫によると、家の暖かさは断熱材や窓、暖房、換気などを組み合わせて考えることが大切なのだそうです。
断熱性能を高めることには意味があるよ。
でも、性能値を上げることだけが家づくりの目的ではないと思っているんだ。
その性能でどんな暮らしができるのか、そこを大切にしたいね。

私自身、断熱性能のことは今でも難しく感じます。
でも、実際に札幌の冬を過ごしてみて、今の家の暖かさにはとても満足しています。(。・ω・。)
わが家にとっては、今の断熱仕様がちょうどよかったんだと思います。
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わが家は断熱等級6ですが、気になるのは冬の暖房費ですよね。
暖かい家でも、光熱費が高すぎたら困ってしまいます。( ̄▽ ̄;)笑
実際に札幌の冬を過ごして、ガス代がどのくらいかかったのかをこちらの記事で紹介しています。






