札幌・断熱等級6の家は冬いくらかかる?27坪の自邸でガス代と暖かさを公開

わが家は、札幌市にある敷地約27坪・ガレージを除いた延床面積約27坪の小さな家です。
設計したのは一級建築士の夫。
2025年に建てたわが家は、断熱等級6・UA値0.28の住宅です。
北海道の冬はとっても寒いんです。
わが家では都市ガスの温水セントラル暖房を24時間運転しているのですが、最もガス代が高かった期間の請求額は、36日間で25,102円でした。

前の家では灯油暖房だったから、今のガス代はちょっと高く感じる。( ; ; )
これまでお施主さんから聞いてきた冬の光熱費と比べると、結構抑えられていると思うよ。
暖房だけじゃなくて、給湯やガス衣類乾燥機の分も入っているからね。

同じ25,102円でも夫婦で感じ方は少し違います。
それでも家の暖かさには満足しています。
この記事では、札幌の27坪・断熱等級6のわが家で実際にかかった冬のガス代と、住宅性能、暮らして感じている暖かさについて紹介します。
【2025〜2026年】実際に支払ったガス代を公開
それでは、わが家のガス代を紹介します。
2025年12月から2026年7月までの請求額と使用量をまとめました。
検針期間は月によって27〜36日と違うため、一日あたりの金額も掲載しています。
| 使用期間 | 日数 | ガス使用量 | 基本料金 | 従量単価 | ガス代(税込) | 一日あたり |
| 2025/12/17~2026/1/21 | 36日 | 210m3 | 4,337.3円 | 98.88円 | 25,102円 | 約697円 |
| 2026/1/22~2/19 | 29日 | 177m3 | 4,337.3円 | 80.7円 | 18,621円 | 約642円 |
| 2/20~3/19 | 28日 | 143m3 | 4,337.3円 | 81.81円 | 16,036円 | 約573円 |
| 3/20~4/20 | 32日 | 119m3 | 4,337.3円 | 95.75円 | 15,731円 | 約492円 |
| 4/21〜5/22 | 32日 | 76m3 | 3,364.9円 | 114.28円 | 12,050円 | 約377円 |
| 5/23~6/18 | 27日 | 36m3 | 3,364.9円 | 115.2円 | 7,512円 | 約278円 |
| 6/19〜7/21 | 33日 | 28m3 | 2,899.6円 | 131.64円 | 6,585円 | 約200円 |

一番高かったのは、2025年12月17日〜2026年1月21日の36日間で、25,102円でした。
30日間に換算すると約20,900円です。
この金額には、次の使用分が含まれています。
- 温水セントラル暖房
- お風呂やキッチンなどの給湯
- ガス衣類乾燥機
わが家では冬の間、温水セントラル暖房を24時間運転して、室温を21〜22℃程度に保っています。
ガス衣類乾燥機は週3回ほど使用し、入浴時には浴槽にお湯を張っています。

夫はお風呂が大好きで、休日には1日に3回入ることもあるんです。( ̄▽ ̄;)笑
暖房を我慢して節約しているわけではなく、普段どおりに暮らした結果がこのガス代でした。
他の家と比べると安いの?

私は前の家の灯油代と比べちゃうから、そんなに安いとは思わないんだけど……。( ˙꒳˙ )
住宅の広さや人数、暖房方式によっても変わるから、単純に比べるのは難しいよ。
僕が仕事で聞いてきた光熱費と比べると、わが家は比較的抑えられている印象かな。

以前の灯油代は正確な金額が分からないので、数字では比較できません。
今のガス代には暖房以外の費用も含まれています。
そして、わが家は延床約27坪の夫婦2人暮らし。
家の広さや人数が違えば、必要な暖房や給湯のエネルギーも変わります。
今回のガス代は、札幌に建つ27坪・夫婦2人暮らしの住宅の実例として参考にしていただけたらと思います。
わが家の住宅性能と暖房設備
ガス代は、住宅の広さや断熱性能、暖房方式によっても変わります。
比較する際の参考になるように、わが家の住宅性能や設備も紹介します。
| 項目 | わが家の仕様 |
|---|---|
| 建築地 | 札幌市 |
| 延床面積 | 約89㎡(約27坪) |
| 断熱等級 | 等級6 |
| UA値 | 0.28 W/(㎡・K) |
| 一次エネルギー消費量等級 | 等級8 |
| BEI | 0.64 |
| C値(相当隙間面積) | 0.4㎠/㎡ |
| 暖房方式 | 都市ガス温水セントラル暖房 |
| 熱源 | エコジョーズ |
| 換気方式 | 全熱交換型の第一種機械換気 |
| 家族構成 | 夫婦2人 |
| 冬の室温 | 21〜22℃程度 |

わが家ではBELSの評価書を取得しており、断熱性能や一次エネルギー消費量について、第三者機関の評価を受けています。
完成後には気密測定も行いました。
その結果、C値は0.4㎠/㎡でした。


札幌の冬を考えて、断熱材の種類や厚み、窓、換気、暖房設備を選んだんだ。
断熱等級6を最初から目標にしていたわけじゃなくて、その仕様で計算した結果が等級6だったんだよ。

自邸の具体的な断熱仕様については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
実際に暮らして感じる冬の暖かさ

ガス代については夫婦で感じ方が違いますが、家の暖かさには満足しています。
特に、朝起きたときから暖かいのはうれしいところです。
札幌の冬は外が氷点下になる日も多いですが、わが家では24時間暖房を運転しているので、朝も室内が暖かく保たれています。
水まわりも含め、家の中で強い寒さを感じることはほとんどありません。
実は夫、かなりの寒がりなんです。
昨冬は、暖房の設定温度でもこんなことがありました。

夫は22℃に設定したいみたいだけど、私は21℃でも十分暖かいと思うんですよね。( ̄▽ ̄;)笑
夫が22℃に上げて、私が21℃に戻す。
そんなこともありました。
設定温度の好みは違いますが、冬でも朝から暖かく過ごせるのは、今の家で気に入っているところです。
わが家の暖かさを支えている住宅性能と設備
では、冬の室内が暖かく保たれているのは、どんな仕様によるものなのでしょうか。
ここからは、夫が自邸で採用した断熱・気密・換気・暖房の考え方を紹介します。
① UA値0.28・C値0.4の断熱・気密性能
わが家のUA値は0.28W/(㎡・K)です。
札幌などの地域区分2では、断熱等級6のUA値の基準は0.28以下となっています。
UA値は、建物の外側からどのくらい熱が逃げやすいかを表す数値で、小さいほど熱が逃げにくいことを示します。

札幌のような寒冷地では、外と室内の温度差が大きくなるから、断熱性能が暖房負荷に大きく関係するんだ。
壁や窓などから逃げる熱を減らせれば、室内を暖かく保ちやすくなるよ。

もう一つ関係するのが気密性能です。
家に隙間が多いと、暖かい空気が外へ出たり、冷たい空気が入ってきたりします。
わが家は完成後に気密測定を行い、C値0.4㎠/㎡という結果でした。


断熱と気密は別の性能ですが、どちらも冬の室内環境に関係しています。
② 全熱交換型の第一種換気

わが家では、全熱交換型の第一種機械換気を採用しています。
住宅では室内の空気を入れ替える必要がありますが、冬は換気によって暖かい空気が外へ排出されます。
全熱交換型の換気設備は、排気する空気から熱や湿気の一部を回収し、取り込む外気へ移す仕組みです。
外の冷たい空気をそのまま取り込むよりも、換気による熱の損失を減らせるんだ。
暖房負荷を考えるうえでも、換気方式は関係してくるよ。

ただ、第一種換気は機器代や電気代がかかり、フィルター清掃や将来的な設備交換も必要です。
夫は、すべての住宅で第一種換気を採用すればいいとは考えていません。
地域や住宅性能、予算などによって、第三種換気も含めて検討するそうです。
実際に使用している換気設備については、こちらの記事で紹介しています。
③ 24時間運転の温水セントラル暖房
わが家の暖房は、都市ガスを熱源とする温水セントラル暖房です。
冬の間は24時間運転しています。
夜間や外出時に暖房を切るのではなく、室温を21〜22℃程度に保ちながら暮らしています。
断熱性能が良くても、暖房しなければ冬は室温が下がるよ。
どんな暖房方式を選んで、どう運転するかも住み心地に関係するんだ。

坪庭と2階リビングは、室内の明るさを考えて設計
わが家の土地は、南側に高い建物があります。
周囲の建物の影響を受けるため、日当たりに恵まれた土地というわけではありません。
そこで夫が考えたのが、2階リビングと坪庭です。

南側に建物があるから、室内にどうやって自然光を取り込むかを考えたんだ。
2階リビングや坪庭は、室内の明るさを確保するために計画したんだよ。

冬の日差しを取り込めれば、太陽の熱によって暖房負荷が減る場合もあります。
ただ、わが家では暖房費を下げることを主な目的として坪庭や2階リビングを設計したわけではありません。
日射熱が実際にどの程度ガス使用量を減らしたのかも測定していません。
それでも、周囲に建物がある敷地で明るく過ごせるのは、わが家の気に入っているところです。
2階リビングにした理由や、実際の住み心地についてはこちらで紹介しています。
高性能住宅は、光熱費だけで元が取れるの?
住宅の断熱性能を高めるには、追加の建築費がかかる場合があります。
夫は以前、仕事で断熱等級4の住宅から性能を高める場合の費用を検討したことがあるそうです。
そのときは、仕様変更によって100万円以上の差額が生じるという結果になりました。
※過去の検討事例であり、わが家の実際の追加費用ではありません。

仮に追加費用が100万円、年間の光熱費が4万円安くなるとすると、単純計算で回収まで25年かかります。
もちろん、これは仮定の話です。
実際にはガスや電気の料金も変わりますし、設備の修理や交換費用もあります。

25年かぁ……。
結構長いですね。(^^;;
光熱費だけで元が取れるかどうかは、条件によって変わるよ。
僕は、毎日の暮らしやすさも含めて考えたいんだ。

わが家では、断熱性能だけでなく、無垢フローリングや造作建具、坪庭などにも予算を使いました。
家づくりの予算を、性能や間取り、素材などにどう配分するかについては、こちらの記事で紹介しています。
まとめ|ガス代の感じ方は違っても、暖かさには満足
わが家で最もガス代が高かった期間は、36日間で25,102円でした。
暖房だけでなく、給湯やガス衣類乾燥機も含めた金額です。
私は以前の灯油代と比べると高く感じていますが、夫は仕事で聞いてきたほかの住宅の光熱費と比べて、比較的抑えられていると感じているようです。
夫婦で金額の受け止め方は違います。
でも、今の家が暖かいことには満足しています。
札幌の寒い冬でも、朝起きたときから暖かく過ごせるわが家。
断熱性能やガス代の数字も気になりますが、毎日の暮らしで感じる暖かさも、家づくりでは大事なことなんだなと思います。(。・ω・。)
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今回紹介したのは、札幌の27坪のわが家で実際にかかったガス代と、冬の暮らしです。
家の暖かさだけでなく、土地や間取り、予算など、わが家がどのように考えて設計されたのかについては、こちらにまとめています。






