はじめての家づくり

土地購入前に建築士へ相談するメリット|27坪の土地を選んだ私たちの経験

Tちゃん|一級建築士の妻
Tちゃん
Tちゃん

土地を探していると、「この土地良いかも!」と思うことがありますよね。

でも、いざ購入となると、

「本当に希望の家が建つのかな?」
「日当たりは大丈夫?」
「買ってから後悔しないかな?」

と、いろいろ不安になりませんか?(。・-・。)?

私たちが購入したのは、周囲を建物に囲まれた約27坪の小さな土地です。

一級建築士の夫が設計した家で、現在は夫婦2人で暮らしています。

でも実はこの土地……。

不動産会社の方によると、約2年間売れなかった土地だったそうです。( ̄▽ ̄;)笑

周囲には建物が近く、日当たりにも不安がある土地。

今思えば、なかなか勇気のいる土地選びだったと思います。(^_^;)

それでも私たちが購入を決められたのは、夫が土地を買う前に、どんな家が建てられるかを考えていたからでした。

Tちゃん
Tちゃん

でも、土地を買う前なのに建物のことまで分かるものなの?(。・-・。)?

ある程度は分かるよ。

完成した間取りを決める必要はないけど、希望する部屋や駐車場が入るか、どこから光を取り込めそうか、といったことは事前に検討できるんだ。

むしろ土地を購入する前だからこそ、確認しておきたいことがあるんだよ。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

なるほど。( ・ω・)フムフム

一級建築士の夫は、これまで住宅の設計・営業・施工管理を経験し、100棟以上の家づくりに関わってきました。

この記事では、土地購入前に建築士へ相談するメリットについて、夫に聞いた話と、私たちの27坪の土地探しを交えながら紹介します。

土地が決まっていなくても、建築士に相談していいの?

家づくりを考え始めた頃の私は、まず土地を決めて、それから間取りを考えるものだと思っていました。

でも、夫に聞いてみると少し違うようです。

Tちゃん
Tちゃん

土地も決まっていないのに、建築士さんに相談してもいいの?

まだ何も決まっていないんだけど…(・・;)

もちろん。

土地を買ってから希望の間取りが入らないと分かっても、土地そのものを簡単に変えることはできないからね。

だからこそ、土地と建物をセットで考えておくことが大切だと思うよ。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

確かに、土地は一度購入してしまうと簡単には変更できませんからね。(゚o゚;;

間取りなら設計段階で変更できる部分もありますが、土地の広さや形、周囲の建物、道路の位置などは変えられません。

だから夫は、土地探しの段階から建物のことも一緒に考える方が良いと思っているそうです。

Tちゃん
Tちゃん

私が今住んでる囲まれた小さな土地も、

夫が建築士でなければ「ここにどんな家が建つのか」を想像できず、見送っていたかもしれません。

建築士は土地のどこを見ているの?

私が土地探しで気にしていたのは、価格や広さ、駅やスーパーまでの距離などでした。

特に私にとって重要だったのは、駅から近いこと。

でも、夫が土地を見ているときは、どうやら別のことも考えていたようです。

Tちゃん
Tちゃん

土地を見に行ったときってどこを確認しているの(。・-・。)?

この土地にどう建てるのが良いかを考えてるよ。

道路や駐車場、周囲の建物との関係を見て、駐車場がどこにきてダイニングをここに配置して、、

特に、どこから光が入って、どこに視線が抜けそうか、を意識して見ているよ。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

夫が土地を見るときに確認しているのは、主に次のようなことだそうです。

  • 道路の幅や車の出入り
  • 駐車場・庭・建物の配置
  • 隣家との距離や窓の位置
  • 日当たりや周囲の建物がつくる影
  • 家の中から視線が抜ける方向

同じ土地を見ていても、私とは見ているものが違ったんですね。

私は目の前にある土地を見ていましたが、夫はその土地に家が建った状態まで想像していたようです。

日当たりは土地の方角だけでは決まらない

南向きの土地といえば、日当たりが良さそうな印象がありますよね。

わが家の土地も南側に道路があるのですが、日中はこんな感じです。

Tちゃん
Tちゃん

南側に背の高い家が建っているので、

うちの敷地には全然日が入らないんです( ̄▽ ̄;)

初めて見たときは、南側に道路があっても、こんなに日当たりが変わるんだと驚きました。

でも夫によると、土地に日が当たりにくいからといって、必ずしも暗い家になるとは限らないそうです。

周囲の建物の高さや位置を確認して、窓の位置や建物の形を工夫することで、室内に光を取り込める場合もあるよ。

もちろん、設計だけでは解決できない土地もあるから、購入前に検討しておきたいところだね。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

土地の方角だけを見て判断するのは難しいんですね。(。・ω・。)

窓の先に何が見えるかも大切

もう一つ、夫が気にしているのが、隣家の窓の位置や視線の抜け方だそうです。

例えば、リビングに大きな窓をつくっても、その正面に隣の家の窓があれば、視線が気になってカーテンを閉めたままになってしまうかもしれません。

反対に、窓の先に空や緑が見える場所があれば、そこを生かした間取りも考えられるそうです。

これは今の家に暮らしてみて、私も納得したことの一つです。

わが家は周囲を建物に囲まれていますが、坪庭をつくることで、室内から緑を眺められるようになっています。

坪庭は2階まで吹き抜けになっていて、奥には壁を設けています。

そのおかげで、周囲からの視線を気にせず、明るいリビングで過ごせています。

Tちゃん
Tちゃん

土地を見ているつもりでも、夫はその先の「家が建った状態」まで想像していたんですね。

私には絶対ムリ…( ̄▽ ̄;)笑

私道・旗竿地・高低差のある土地はやめた方がいい?

土地を探していると、少し変わった形の土地や、周囲より安い土地が出てくることがありますよね。

例えば、私道に接している土地や、旗竿地、傾斜のある土地などです。

わが家も、位置指定道路に接していることなどから、相場より価格が安かったそうです。

Tちゃん
Tちゃん

土地が安いのは嬉しいね♪

それならこの土地はお買い得だったってこと(。・-・。)?

必ずしもそうとは限らないよ。

土地代が安くても、建物を建てるための工事に費用がかかったり、希望する間取りが入らなかったりすることもあるんだ。

条件のある土地は、購入前に確認しておきたいことが多いね。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

なるほど。安い理由まで考える必要があるんですね。(・・;)

私道に接している土地

わが家が接しているのは「位置指定道路」という道路です。

これは、一定の基準を満たして指定を受けた、建築基準法上の道路の一つだそうです。

私道の場合は、道路の種類だけでなく、所有権などの権利関係や、通行・掘削の条件も確認したいところだね。

位置指定道路だから必ず問題があるわけではないけど、購入前に調べておくことが大切だよ。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

道路があれば普通に家を建てられると思ってしまいそうです。( ̄▽ ̄;)

土地を購入する前には、こういう部分も確認しておく必要があるんですね。

旗竿地

旗竿地は、道路から細い通路のような部分が延びていて、その奥にまとまった敷地がある土地です。

このような土地では、車の出入りや玄関までのアプローチ、建物の配置などを検討する必要があります。

また、北海道のような雪の多い地域では、除雪や雪を置く場所も重要です。

路地状部分も自分たちで除雪する必要がある場合には、その負担も考えておかなければいけません。

Tちゃん
Tちゃん

冬になると、毎日の雪かきが大変そう……。(。•́︿•̀。)

土地を買うときは、夏の様子だけでは分からないこともあるんですね。

高低差や傾斜のある土地

高低差のある土地では、建物を建てるために造成工事や擁壁工事が必要になる場合があるようです。

土地代が安くても、こうした工事に費用がかかって、家づくり全体の予算に影響することもあるんだよ。

一級建築士の夫
一級建築士の夫
Tちゃん
Tちゃん

土地代が安いからといって、最終的に安く家が建つとは限らないんだね。

三角形や細長い変形地

三角形や細長い土地なども、建物の配置に工夫が必要になることがあります。

実は、私たちも土地探しの途中で、細長い建物を計画する土地が候補になっていました。

夫は、その土地に合わせて建物の幅を約4.5mにしたラフプランまで考えていました。

土地の形に合わせて設計できる場合もありますが、希望する部屋や駐車場が入るかは別の問題です。

こうした土地がすべて悪いわけではありません。

ただ、価格だけで決めず、どんな家が建てられそうかを確かめることが大切なんですね。

わが家も27坪の土地を購入する前にプランを考えました

ここからは、私たちが実際に購入した土地の話です。

わが家の土地は約27坪。

周囲には建物が近く、日当たりにも不安がありました。

Tちゃん
Tちゃん

私は駅から近いところが気に入っていたけど、27坪って聞くとやっぱり小さいよね。

本当に大丈夫なのかな?(。•́︿•̀。)

たしかに小さい土地だね(^^;;

私も最初に見たときは、どこに視線を向けて暮らせる家にしようか悩んだよ。

でも、建物の配置や間取りを考えてみたら、この土地でも自分たちのしたい暮らしができそうだと思えたんだ。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

不動産会社の方によると、この土地は約2年間売れなかったそうです。

「もっと早く買い手が見つかると思っていたけど、他の土地に流れたようです」

と話していました。

夫も、家を建てるにあたって決して良い条件ばかりの土地ではないと言っていました。

それでも購入できたのは、事前にラフプランを考えていたからでした。

購入前に検討していた初期のラフプラン

もちろん、この時点では完成した間取りではありません。

それでも夫は、必要な部屋が入りそうか、車を1台停められるか、どこから光を取り入れるか、といったことを検討していました。

Tちゃん
Tちゃん

まだ購入していない土地でも、ここまで考えられるんだね!(。・ω・。)

実際に建てた家はどうなった?

購入前に考えていたことは、完成した家にも反映されています。

例えば、2階リビング。

1階にはガレージが必要だったことと、周囲に建物が近かったことから、LDKを2階に計画しました。

また、坪庭をつくることで、周囲からの視線に配慮しながら緑を感じられる空間になっています。

これは夫も想像以上だったようで、今では夫婦そろってお気に入りの場所です。(。・ω・。)

もちろん、良いところばかりではありません。

2階リビングなので買い物の荷物を運ぶのは少し面倒ですし、坪庭の手入れも必要です。( ̄▽ ̄;)

それでも、今の家での暮らしには満足しています。

土地を見ただけでは分からなかった可能性を、購入前に考えられたことが大きかったのだと思います。

Tちゃん
Tちゃん

私たちがなぜこの土地を選んだのか、実際にどんな家を建てたのかは、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

条件が悪い土地は本当にダメ?一級建築士の夫が27坪の土地を選んだ理由

土地購入前に建築士へ相談すると確認できる4つのこと

ここまで夫の話を聞いてみて、土地を購入する前に建築士へ相談する意味が少し分かってきました。

では、実際にはどんなことを相談できるのでしょうか。

Tちゃん
Tちゃん

まだ土地を買っていない段階で、どこまで相談できるの?

間取りも決まっていないんだけど…(・・;)

土地の資料があれば、希望の家が建てられそうか、ある程度検討はできるよ。

ただし、簡単なプランだけですべてが分かるわけではないから、詳しい調査が必要な部分は分けて考える必要があるね。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

主に確認できるのは、次の4つだそうです。

① 希望の間取りが入りそうか

必要な部屋の数や広さが、その土地に収まりそうかを検討できます。

ただし、敷地の形や建ぺい率・容積率、高さ制限などによって、建てられる建物には制約があります。

単純に「30坪の土地だから30坪の家が建つ」というわけではないそうです。

土地の資料だけでは分からない条件もあるため、役所調査などが必要になる場合もあります。

② 駐車場を確保できそうか

建物が入っても、車が無理なく出し入れできなければ困ってしまいます。

車の台数や大きさ、道路の幅、駐車場への入り方も確認する必要があります。

わが家では1台分のインナーガレージを設けていますが、これも土地を購入する前から考えていたことでした。

③ 日当たりやプライバシーはどうか

周囲の建物や窓の位置、方角などから、採光や視線について検討できます。

ただし、実際の明るさは建物の形状や窓の位置などによっても変わるため、必要に応じて詳しく検討するそうです。

④ 建物を含めた予算で収まりそうか

これも私たちにとって、とても重要だったことです。

土地代だけでなく、建物や外構、造成、諸費用なども含めて考える必要があります。

土地代が予算内でも建物に必要な金額を確保できなければ、希望する家づくりは難しくなるからね。

土地と建物をセットで考えておきたいところだね。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

私たちも、土地をコンパクトにして、建物の性能や自然素材などに予算を使うことを選びました。

Tちゃん
Tちゃん

家づくりは、何にお金をかけるかも大切なんですね。

予算については、こちらの記事で夫が詳しく説明しています。

▶︎家づくりの予算の決め方|土地・建物・諸費用を総額で考える

土地を購入する前だからこそ、まだ選択肢がある

夫が特に大切だと話していたのが、土地を購入する前と後では、選べることが違うということです。

土地を買う前なら、別の土地を探すこともできるし、希望する建物に合わせて条件を変えることもできる。

でも購入したら、その土地の条件の中で設計することになるからね。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

当たり前のことですが、土地を購入する前と購入した後、この違いは、やはりとても大きいそうです。

でも、気に入った土地が見つかると、早く決めたくなってしまう気持ちも分かります。

私も今の土地を見つけたときは、駅から近いことが気に入って、

「早く申し込まないと、ほかの人に買われちゃうかも!」

と焦っていました。( ̄▽ ̄;)

購入する前なら、別の土地を探すことも、土地の条件を見直すこともできます。

もちろん、希望する間取りや建物の広さを考え直すことだってできます。

私たちも途中で別の土地を検討しましたが、最終的に選んだのは、駅から徒歩10分圏内の27坪の土地でした。

夫が事前に建物の計画を考えていたからこそ、購入を決断できたのだと思います。

Tちゃん
Tちゃん

私は駅近というだけでも気に入っていたけど、それだけで決めなくてよかったです。( ̄▽ ̄;)笑

まとめ|土地を買う前に相談する意味が分かりました

家づくりを始めた頃の私は、土地を決めてから間取りを考えるものだと思っていました。

でも夫の話を聞いたり、実際に27坪の土地に家を建てて暮らしたりする中で、土地と建物は切り離せないものなんだと感じています。

土地の広さや価格、駅からの距離ももちろん重要です。

でも、それだけでなく、その土地にどんな家が建てられて、どんな暮らしができそうなのか。

そこまで購入前に考えられると、土地の見え方も変わるんですね。

私たちが選んだ27坪の土地が、誰にとっても良い土地だったとは思いません。

周囲に建物が近く、面積も限られています。

設計だけでは解決できない問題もあるはずです。

それでも、夫が購入前に建物の計画を考えていたからこそ、私たちはこの土地を選ぶことができました。

Tちゃん
Tちゃん

もし夫が建築士じゃなかったら、今の土地も家も選んでいなかったかもしれません。

土地を買う前に専門家へ相談する意味が、ようやく分かった気がします。(。・ω・。)

土地が違えば、暮らしも違う。

暮らしが違えば、家も違う。

これから土地を探す方に、私たちの経験が少しでも参考になればうれしいです。

Tちゃん
Tちゃん

土地を選ぶときは、建物のことだけでなく、家づくり全体の予算も大切ですよね。

私たちも限られた予算の中で、土地にどれくらいお金をかけるか悩みました。( ̄▽ ̄;)

土地・建物・諸費用をどう考えればいいのか、こちらの記事で詳しく紹介しています。

▶︎ 家づくりの予算の決め方|土地・建物・諸費用を総額で考える

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土地を購入する前に、どんな家が建てられるか考えることも大切なんですね。

わが家が実際に選んだ27坪の土地には、どんな条件があって、夫はなぜ購入を決めたのか。

こちらの記事で詳しく紹介しています。

▶︎ 条件が悪い土地は本当にダメ?一級建築士の夫が27坪の土地を選んだ理由

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