はじめての家づくり

家づくりは間取りから考えない?一級建築士の夫が「なぜ家を建てるのか」を大切にする理由

Tちゃん|一級建築士の妻

わが家は、敷地・延床面積ともに約27坪の小さな家です。

設計したのは一級建築士の夫。

現在は夫婦2人で暮らしています。

Tちゃん
Tちゃん

家づくりを始めると、どんな間取りにしようかなって考えたくなりますよね。

広いリビングも欲しいし、おしゃれなキッチンにも憧れるし……。

でも夫は、間取りを考える前にもっと大切なことがあると言うんです。(。・-・。)

それが「なぜ家を建てようと思ったのか」 ということ。

最初は家を建てたいから家づくりをするんじゃないの?と思っていました。( ̄▽ ̄;)笑

でも実際に自分たちの家を建てて暮らしてみると、夫が言っていたことも少し分かるようになりました。

この記事では、一級建築士の夫がなぜ間取りよりも暮らしを大切にしているのか、私たち夫婦の家づくりを交えながら紹介します。

家づくりは、間取りから考えちゃダメなの?

家づくりを始めると、

  • 3LDKがいい
  • LDKは20畳ほしい
  • 収納はたくさんほしい
  • おしゃれなキッチンにしたい

と、間取りや設備のことを考えたくなりますよね。

私もそうでした。

でも夫は間取りの希望だけでなく、その理由も大切にしているそうです。

Tちゃん
Tちゃん

でも、家づくりって間取りを考えるところから始めるんじゃないの?

何が欲しいか決めないと設計できない気がするけど……。(・・?)

もちろん、間取りから考え始めるのも良いと思うよ。

でもその前に「なぜ家を建てたいのか」を考えてほしいんだ。

今の家で困っていることや、新しい家でどんな暮らしをしたいのか。

そこが分かると、必要な間取りも見えてくるからね。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

例えば、家を建てたい理由にもいろいろあります。

  • 冬の寒さがつらい
  • 今の家が手狭になった
  • 家族でゆっくり過ごせる場所がほしい
  • 在宅ワークを快適な場所にしたい

同じ家づくりでも、理由は人それぞれなんですね。

Tちゃん
Tちゃん

確かに、寒さを解消したい人と、家族の居場所を増やしたい人では、必要な家も違いそう。(。・ω・。)

夫が大切にしているのは、希望する間取りの奥にある「どんな暮らしがしたいのか」という部分なのだそうです。

それによって費用のかけ方が変わってくるからこそ、「なぜ家を建てるのか」を考えてほしいのだそうです。

「20畳のLDKでも狭い」と言われて不安になった私

家づくり中、友人から「うちは20畳あるけど、それでも狭く感じるよ」と言われたことがありました。

わが家のLDKは17畳弱。

20畳でも狭いなら、うちはもっと狭く感じるんじゃないかな……と不安になったんです。(。・-・。)

Tちゃん
Tちゃん

広いリビングって憧れるよね♪

20畳くらいあれば、ゆったり過ごせるのかな?(。・ω・。)

もちろん20畳のLDKもいいと思うよ。

でもその前に「なんで20畳ほしいのか」を考えてみると良いかな。

Tちゃんみたいに、20畳で狭いという友達の一言で不安になったでしょ?

でも実際のウチは17畳弱。

暮らしてみて狭いと感じないでしょ?

一級建築士の夫
一級建築士の夫

確かにそうなんです。

家づくり中は17畳で大丈夫かなと心配していましたが、実際に暮らしてみると、それほど狭さを感じていません。

あのときは友人の話を聞いて、なんとなく20畳くらい必要なのかなと思っていたんですよね。( ̄▽ ̄;)笑

でも、よく考えてみると、同じ20畳でも家族の人数や家具の配置、そこで何をしたいのかによって、必要な広さは変わってきます。

私は「何畳あれば十分かな?」と数字から考えていましたが、夫はその先の暮らしを考えていたんですね。( ・ω・)フムフム

同じ広さでも、暮らし方によって必要な空間は違う。

夫が間取りを考える前に、どんな暮らしがしたいのかを大切にしている理由が、少し分かった気がします。(。・ω・。)

ワンルーム暮らしから27坪の家へ。私たちの暮らしはどう変わった?

私たち夫婦は、以前ワンルームのアパートで暮らしていました。

当然、生活する場所はほとんど一つの空間です。

休みの日に家にいても、なんとなく時間を持て余すことがありました。

夫婦2人で同じ空間にいることが悪いわけではありません。

でも、お互いに別のことをしたくても、過ごせる場所が限られていたんですよね。

今は約27坪の小さな家ですが、その頃とは暮らし方が変わりました。

同じ家にいても、それぞれ好きな場所で過ごせる

夫は朝起きると、ダイニングや書斎でコーヒーを飲んでいることが多いです。

少し仕事をするときは書斎へ。

集中が切れると、ルーフテラスに出て外の空気を吸うこともあります。

Tちゃん
Tちゃん

私はソファでゴロゴロしていたり、自分のこもり部屋にいたり。

その日の気分で、過ごす場所を変えています。(。・ω・。)

プロジェクターで野球を見ることもあります。

以前のワンルームでは、こんなふうに家の中で過ごす場所を選ぶことはできませんでした。

今は、同じ家にいながらそれぞれの時間を大切にできます。

もちろん夫婦で一緒に過ごす時間もあります。

お互いに別々のことをしていても、なんとなく同じ空間に集まっていることもあります。

Tちゃん
Tちゃん

家が広くなったというより、家の中での過ごし方が増えた感じがします。

27坪でもこんな暮らしができるんですね。(。・ω・。)

27坪の家の実際の間取りや、暮らして感じたメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

▶︎ 27坪の家は狭い?|一級建築士が自邸で実感したコンパクトな家のメリット・デメリット

家を建てて変わったのは、広さよりも過ごし方

以前のワンルームでは、夫婦それぞれが好きなことをするにも、過ごす場所が限られていました。

でも、今の27坪の家には、夫の書斎やルーフテラス、私のこもり部屋などがあります。

Tちゃん
Tちゃん

どうして小さな家なのに、こんなにいろんな場所をつくったの?

その分、リビングを広くすることもできたよね?(。・-・。)?

ワンルームで暮らしていた頃、家で過ごす場所が少なかったでしょ?

だから、広いリビングを一つつくるよりも、それぞれが気分に合わせて過ごせる場所をつくりたかったんだ。

家族と一緒に過ごす時間も、一人で過ごす時間も大切にしたかったからね。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

なるほど。

夫は単純に部屋を増やしたかったわけではなく、以前の暮らしで感じていたことを間取りに反映していたんですね。

「どんな暮らしをしたいか」を先に考えた結果が、今のわが家の間取りだったんだと思います。

わが家にある4つの居場所については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

▶︎ 27坪の家でも豊かに暮らせる|4つの居場所をつくった自邸の設計実例

間取りを考える前に、暮らしの場面を想像してみる

ここまで夫の話を聞いてみると、間取りを考える前にどんな暮らしがしたいのかを整理することが大切なんだと分かってきました。

でも、いざ「どんな暮らしがしたい?」と聞かれても、すぐには答えられないかもしれません。

Tちゃん
Tちゃん

私も「広いリビングがほしい!」とは言えるけど、どんな暮らしがしたいかって聞かれると、ちょっと難しいかも……。(・・;)

難しく考えなくてもいいんだよ。

今の暮らしで困っていることや、家で好きな時間を考えるところから始めてみるといいと思うよ。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

例えば、次の3つを考えてみると良いそうです。

① 休日の朝、家のどこで過ごしたい?

✔︎朝起きて、明るいダイニングでコーヒーを飲みたい。
✔︎庭を眺めながらゆっくり朝食を食べたい。

そんな何気ない希望でも良いそうです。

② 家族と一緒の時間と、一人の時間をどう過ごしたい?

✔︎家族が自然と集まれる場所がほしいのか。
✔︎一人で集中できる場所がほしいのか。
✔︎その両方が必要なのか。

例えば、一人の時間を大切にしたいなら、広いLDKだけではなく、小さな書斎やこもれる場所が役立つかもしれません。

③ 今の暮らしで「こうなったらいいのに」と思うことは?

✔︎冬の寒さを何とかしたい。
✔︎収納が足りなくて困っている。
✔︎洗濯や料理をもっと楽にしたい。

そんな日常の小さな不満も、家づくりの大切なヒントになるそうです。

まずは、今の暮らしで気になっていることや、新しい家でしてみたいことを書き出してみるといいよ。

そこから必要な部屋や広さ、設備を考えていけばいいんだ。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

最初から「3LDK」「LDK20畳」と決めなくても良いんですね。

私も家づくりを始めた頃に、こういう考え方を知っていたら、もう少し違った見方ができたかもしれません。(。・ω・。)

家は「建てること」が目的ではない

家づくりには、考えることがたくさんあります。

間取りや住宅性能、設備、素材、デザイン、土地、予算……。

調べれば調べるほど、何が正解なのか分からなくなることもありますよね。

家という建物をつくることだけが家づくりじゃないと思うよ。

朝起きたときや仕事から帰ってきたとき、休日を家で過ごすとき。

何年も暮らしていく中で「この家で過ごすのが好きだな」と思える時間が作れると家を建てる意味が大きくなるよね。

一級建築士の夫
一級建築士の夫

ちょっと大げさに聞こえるかもしれません。

でも、以前のワンルーム暮らしと今の家での暮らしを比べると、私にも何となく分かる気がします。

家が大きくなったことよりも、家での過ごし方が変わったこと。

私たちにとっては、それが家を建てて良かったと感じているもっとも大きな部分でした。(o^^o)

まとめ|間取りの前に「なぜ家を建てたいのか」を考える

家づくりを始めた頃の私は、間取りや設備ばかり気にしていたように思います。

でも夫の話を聞いたり、実際に自分たちの家で暮らしたりする中で、間取りは目的ではなく暮らしを実現するためのものなんだと感じるようになりました。

もちろん広さや部屋数を考えることも大切だと思います。

それが家づくりのキッカケになる人もたくさんいらっしゃると思いますから。(๑•ᴗ•๑)

ただ、その前に一度、

「なぜ、今の家ではなく、新しい家で暮らしたいのか。」

を考えてみると、家づくりの見え方も変わるかもしれません。

Tちゃん
Tちゃん

わが家も27坪という小さな家ですが、夫婦それぞれが好きな場所で過ごせています。

広さだけでは分からない心地よさって、あるんですね。(。・ω・。)

これから家づくりを始める方は、まず今の暮らしで困っていることや、新しい家でしてみたいことを家族で話してみてください。

どんな家を建てるかよりも、そこでどんな暮らしをしたいか。

私たちの家づくりが、そのことを考えるきっかけになればうれしいです。🌿

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